「季節の揚げもの」
暖かくなるとニョキニョキ顔を出し、
あちらこちらの山から街へ、春の便りが届きます。
どうして食べようか、焼く?天ぷらにする?
定番の炊き込みご飯もいいですね。
いろいろある食べ方の中から、今回は筍の唐揚げをご紹介!
● 合わせる献立は、木の芽ごはん、ウドと筍のサラダ、鯛アラとウドの味噌汁
〈つくり方〉
1 にんにくと醤油を合わせる。
2 一口大に切った筍と鯛をボウルに入れ、塩胡椒をして、にんにく醤油を回してなじませたら片栗粉を加えてまんべんなく片栗粉をまぶす。
3 170~180度の揚油で色よくあげる。
〈筍の茹で方〉
1 筍を皮ごとよく洗い、穂先を斜めに切り落とす。根の方も土で汚れているような部分は切り落とす。
2 小さな筍は縦に切り込み、大きな筍は縦半分に切り、下の方から数枚皮を剥ぎ落とす。
3 なるべく大きな鍋に筍と、筍がすっかりかぶるくらいの水、米ぬかを一握り加えて火にかける。
4 煮立ってきたら米ぬかが吹きこぼれないように注意しながら、弱火にして竹串が中まですっと通るくらいに茹でる。(筍の大きさに合わせて、掘りたての若い小さな筍は20分くらい、大きな筍は1時間くらい)
5 茹で上がったらそのまま冷めるまで置いておく。
6 冷めたら皮をむき、よく水洗いをして、かぶるぐらいの水につけて冷蔵保存。(数日保存させたい場合は毎日水を取り替えます)
after talk
ヒキタアズミ
まだまだ寒い日は続きますが、スーパーにはちらほらと筍が並びはじめましたね!唐揚げにして食べたことはなかったけど、この食べ方すっごくおいしいです!
ナチオちゃん
時期がくるとたくさんの筍を頂くので、焼き筍、煮物、きんぴら、天ぷら、筍ご飯、お寿司にしたり和え物にしたりと思いつくいろんな食べ方で楽しみますが、中でも唐揚げは人気のメニューなのです。
ヒキタアズミ
合わせて白身魚を一緒に揚げるのもいいですね!しっかりとしたボリュームのおかずになるし、どちらも重たくないのでいくらでも食べれそう。
ナチオちゃん
筍の下処理はしたことある?朝採れの新鮮なものだと、あまりアク抜きもしなくて大丈夫だけど、東京で手に入れるのはすこし難しいかも。米ぬかがなければ、お米のとぎ汁を使ってもOKですよ!
ヒキタアズミ
実は筍を最初から調理したことはなくて、、皮もどこまで剥いたらいいのか分からなくなっちゃうんです。茹でる時は皮ごとなんですね!?
ナチオちゃん
皮付きで茹でると筍の甘い風味が逃げにくく、皮の成分がアク抜きを助けてくれます。でも家庭鍋に入りやすい大きさに切って、皮も剥いでしまってもアクは十分に抜けますよ。
ヒキタアズミ
筍の切り口をチェックして茶色くなっていたら切り落とすのは、クワで採られたときに切り口が土を吸っているからなんですね。知りませんでしたが、大事なポイントですね!
ナチオちゃん
下味と粉をまぶすときに、別のボウルで順々にやる人もいると思うけど、わたしはひとつのボウルで粉までまぶしちゃいます。後片付けが楽になるし、ダマができたらその部分がカリッといい食感になるのが好きだから。
ヒキタアズミ
たしかにホクホク筍と衣のサクサク、たまのカリカリ食感がいいですね!後片付けが楽チンになって、揚げ物のハードルもぐんと下がります。
ナチオちゃん
揚げるときはお箸でかき混ぜて片栗粉がくっつかないようにしましょう。放っておくと下にあるものが焦げやすくなるのと、全体にカリッと仕上げたいので忘れずに!
ヒキタアズミ
筍以外も水の出やすい野菜でなければ、こんにゃくやジャガイモなんかを揚げるのもおいしいんですね!これをきっかけに野菜の唐揚げにハマリそうです!