「優しい甘み」
自分で作れると思えるもの、
お店で買ったり食べたりすると思っているもの。
いつの間にか勝手に棲み分けをしていました。
すこし面倒なのでは?と思っていたものだって、
実際に見て、作ってみると、ほら簡単でおいしいんです!
〈用意する材料〉
(12×8×高さ5㎝の流し缶1個分)
・とうもろこし 1/2本
【A】
・豆乳(無調整) 300cc
・卵 1個
・くず粉 大さじ1
【B】
・薄口しょうゆ 少々
・みりん 小さじ1/2弱
・塩 しっかりひとつまみ
・塩 適量
〈つくり方〉
1 とうもろこしに塩少々をまぶし、蒸気のあがった蒸し器に入れて、強火で5分蒸す。粗熱が取れたら包丁で実をこそげ取り、大さじ1くらいを取りおき、包丁で粗く刻む。
2 ボウルにAを入れて軽く混ぜてしばらくおく。ゴムべらでくず粉の塊をつぶしながら、ざるで4~5回なめらかになるまでこす。
3 2に、1で粗く刻んだとうもろこしと【B】を加えてよく混ぜる。一度水を通して水気を切った流し缶に入れる。
4 湯気の上がった蒸し器に入れ、強火で3分蒸す。まわりが固まってきたら1で取りおいた残りのとうもろこしを上に散らし、ふたに菜箸を1本かませて弱火で20~30分ほど蒸す。
5 竹串をさして豆乳が出てこなければ取り出し、上にぴっちりラップをかける。ひとまわり大きいバットに入れ、氷水をはって冷やす。粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やす。
6 型から出して器にのせ、塩をつけていただく。
※ 蒸し器は鍋で代用しても良い。
※ 流し缶の代わりに耐熱の器でつくり、そのまま食卓に出しても良い。
after talk
ヒキタアズミ
豆腐、前から作ってみたかったんです!でも、大豆の下処理やにがりの扱いなどハードルが高くって、、
かえるちゃん
今回、わたしが作る豆腐は大豆から豆乳を作る過程もないし、にがりも使わないので、家で簡単にできる自家製豆腐ですよ。
ヒキタアズミ
ええ、こんなに少ない材料で作れるんですか!?なんだかビックリ。家で簡単に作れたら、できたてが食べれて嬉しいですね~!
かえるちゃん
一緒に入れるのは、とうもろこしにしてみました。そのまま使うよりも少し塩をまぶして5分くらい蒸した方が、甘みが増してきます。
ヒキタアズミ
豆腐にとうもろこし、なんとも夏を感じる1品ですね!暑いとつい素麺だけですませちゃうお昼にも、手作り豆腐があるだけでちゃんとした食卓になりそうです。
かえるちゃん
蒸し器のセッティングは、チーズ蒸しパンを作ったときと同じで、家にある鍋と耐熱容器でできちゃいます。蓋を布巾で縛るのは大事なポイントなので、お忘れなく!
ヒキタアズミ
とうもろこしが蒸しあがったら、材料のメインとなる卵とくず粉、豆乳を混ぜますが、合わせた後に少し時間を置いていましたね?
かえるちゃん
混ぜた後にこす工程がありますが、少し時間を置くことでくず粉が水分を吸って、こしやすくなるんです。卵白とくず粉は残りやすいので、なめらかになるまでしっかりとこしましょう。
ヒキタアズミ
そしてここに、しっかりひとつまみの塩を入れるんですね。旨みを増やしたい場合は、豆乳を少し減らしてその分出汁を入れてもOKということでした。
かえるちゃん
入れる調味料にはそれぞれきちんと意味があって、例えばみりんはとうもろこしの甘みとバランスを取るために少し使います。香りづけのしょうゆも薄口の方が色がきれいに仕上がるので、おすすめですよ。
ヒキタアズミ
さあ、準備が整ったら蒸しますが「流し缶」はさすがに持っていません~。かっぱ橋に買いに行かなくちゃ!(笑)ほかの容器でも代用はできますか?
かえるちゃん
流し缶がなければ、耐熱容器でも作れます。流し缶を使うと蒸しやすくて冷やしやすいし、あると便利なんです。雰囲気も出ていいですよ!
ヒキタアズミ
流し缶を先に濡らしておくと、後で取り出しやすくなるテクニックは地味に大事ですね。蒸すときのポイントなどはありますか?
かえるちゃん
火加減を最初は強火、まわりが固まってくる3分くらい経ったら弱火にすること。ずっと強火だと、すが入ってしまうので要注意。中のお湯がポコポコっとしてるくらいに調整しましょう。
ヒキタアズミ
蒸しあがりの合図は、竹串を刺して豆乳が出てこなければOKでしたね。ああ、蒸しあがったばかりの豆腐っていい香り、、おいしそうです~
かえるちゃん
食べるときは、ぜひ塩で食べてみてください!しょうゆでもいいんだけど、せっかくなので豆腐の風味や、優しい甘みを味わってほしいと思います。
ヒキタアズミ
ほんとに自然で優しい甘み、、これは大人はもちろん、子供も大好きな味ですね。とうもろこし以外の食材も合うものはありますか?
かえるちゃん
冷やして食べるなら、枝豆も合いますよ。寒い時期には百合根を入れて温かく食べるのもおいしいですよ~!
ヒキタアズミ
お店で買う豆腐もいいけれど、自分で作った自家製豆腐はまた格別ですね。みなさん、気軽にトライしてみてください!