「ふんわり初食感」
アメリカのおやつと聞くと、皆さん何を思い浮かべますか?
バナナブレッドやチェリーパイ?いやいや、やっぱりブラウニー。
でもどしっと甘すぎるから、たまに食べればいいかな、、
今回はそんなブラウニーの印象をがらりと変える
食べてびっくり、初体験食感のブラウニーをご紹介。
BAKEDのブラウニー
2019.02.01
スペシャルゲスト
山本康平
〈用意する材料〉
(20cmのスクエア型1個分)
・スイートチョコレート 120g
・無塩バター 80g
・全卵 L2個(120g)
・きび砂糖 80g
・薄力粉 80g
・ベーキングパウダー 小さじ1/2
・刻んだローストナッツ 30g
〈つくり方〉
(下準備)
・クッキングシートを型より少し高い位置まで敷く。
・チョコレートを細かく刻んでおく。
1 チョコレートとバターを湯せんにかけて溶かし、ホイッパーでよく混ぜておく。
2 別のボウルに全卵ときび砂糖を入れ、ハンドミキサーで白くもったりするまでしっかりと泡立てる。
3 2のボウルに1をゴムべらで加えてホイッパーで混ぜる。粉類をふるい入れ、粉気がなくなり生地が均一になるまでゴムべらで混ぜる。
4 型に流して表面を平らにする。お好みのトッピングを全体的にふりかけ、180℃のオーブンで約20分焼く。
5 粗熱がとれたら型から取り出し、好みの大きさに切り分ける。
※お好みで溶けない粉糖(分量外)を茶こしでふるう。
※クリームを添える場合は、6分立てくらいにやわらかく。
after talk
ヒキタアズミ
今回のフォーライフキッチンはスペシャルゲスト、BAKEDの樽井雄嗣さんにおいしいお菓子作りを教わりました! 樽井さん、よろしくお願いします!
樽井さん
こちらこそ、よろしくお願いします。今日はまずブラウニーを作ろうと思いますが、あずみさんはブラウニーってどんなイメージがありますか?
ヒキタアズミ
そうですね~アメリカの代表的なおやつで、歯が痛くなるほど甘くってどしっと重たい印象でしょうか。たまに1つ食べるくらいで満足するイメージでした。
樽井さん
やっぱりそうですよね、でもこのブラウニーは今まで食べてこられたものとはちょっと違うんです。キーワードは「ふんわり食感」、持ったときから軽い!と驚いてもらえると思いますよ。
ヒキタアズミ
ふんわり軽いブラウニーですか? たしかに今まで食べたことないと思います。どんな食感なのか楽しみ! もうすぐバレンタインなので、時期的にもぴったりですね!
樽井さん
では早速下準備を済ませたら、チョコレートとバターを湯せんで溶かしていきます。湯せんの温度は、湯気がふわ~っとゆっくり立ってうっすらと沸いている状態を保ちましょう。
ヒキタアズミ
お湯が熱すぎても、ぬるすぎてもチョコがなめらかに溶けていかないのですね。湯せんが終わったら冷めて固まらないように、そのままお湯に浮かべておくのがいいですね。
樽井さん
次の工程が肝となりますが、卵と砂糖をホイッパーで軽く混ぜてなじませたら、ハンドミキサーの強いパワーで空気を含ませながら、回したり手を止めたり、縦に動かしたりと全体にしっかり泡立てましょう。
ヒキタアズミ
このひと手間が、食感の決め手になってくるわけですね。樽井さんの好きな食感の目安となる合図は、なにかありますか?
樽井さん
感覚的に言うと「もったり」とした感じを目指したいです。ミキサーで生地を持ち上げて、横に振って垂らしたときに生地の筋がなかなか馴染んで消えていかないくらいが目安になりますね。
ヒキタアズミ
ここであまり大きな気泡が残っていると、焼きあがりの断面にくぼみが出てしまうので、最後に3周くらい低速モードで混ぜることもポイントでした。
樽井さん
次は湯せんしたチョコレートと合わせますが、ここはチョコレートが冷めてしまう前に手早く混ぜましょう。ただ急いで力強く混ぜるとふんわりの素である生地の泡が消えてしまうので、なるべく丁寧に混ぜたいところです。
ヒキタアズミ
よく言う「切るように混ぜる」ですね。生地の泡を消さないために「の」の字を描きながらさっくりと、粉っ気がしっかりなくなり、生地が均一になるように意識することもポイントでした。
樽井さん
粉を入れてからは、ゴムべらでボウルの底からすくい上げるように半周させていき、生地をなじませていきましょう。この工程はボウルの曲線に沿って動かせるゴムべらを使うのがオススメです。
ヒキタアズミ
さあ、いよいよ型に入れて焼いていきますが、やはりブラウニーのトッピングにはローストナッツが合いますか?
樽井さん
今回はふんわり食感をなるべく邪魔しないようにピーカンナッツを使いましたが、あまり硬い素材でなければお好みでOK。ホワイトチョコレートを小さく割り入れてもおいしいですよ。
ヒキタアズミ
オーブンの中でだんだんと膨らんでくる姿は、見ていてワクワクしますね。部屋中に甘い香りが広がってきて、食べたい気持ちも膨らみます!
樽井さん
きちんと膨らむことも食感の大事な要素ですからね、膨らみの基準はだいたい高さ3cmくらいを目指しましょう。
ヒキタアズミ
わぁ、おいしそうな焼き色! 端っこの部分は切り落としても、そのままでもお好みで。そこを食べれるのは作った人の特権でもあるんですけどね。(笑)
樽井さん
焼きたてが一番ふわふわなので、まず食べてみてください。2日目以降はラップで包んで、常温で保存すれば4~5日くらい持ちますよ。
ヒキタアズミ
なんと軽いこと! お皿に盛った時点でその軽さにビックリしました!本当にわたしの知るブラウニーとは違いますね。無類のチョコレート好きもあまり好んで食べない人も、このブラウニーは一度食べる価値あり!な1品でした。