「極みの〆」
みんなでワイワイ集まって、
おいしいご飯とお酒で楽しむ週末。
いやぁ結構飲んだね、そろそろお開きとしましょうか?
でもなんか〆に食べたいね、なんてよくある会話。
そんなとき、ささっと作れて大満足のスパゲティをご紹介!
しいたけ和風スパゲッティ
2019.10.04
中西なちお
濱津和貴
〈用意する材料〉 2人分
・生しいたけ 200g
・にんにく 小ぶりのもの1玉
・オリーブ油 大さじ2
・1.55mmのスパゲッティー 100g
・赤唐辛子 2本
・醤油 大さじ1
・塩・黒胡椒 少々
・麺を茹でる用の塩 適量
〈つくり方〉
1 にんにくを1玉全てバラして下の硬い部分を切り落としたら皮ごと包丁の腹で潰す。潰れたら皮は取り除き、フライパンの中でオリーブオイルに浸しておく。
2 しいたけは千切り、軸は石づきを切り落とし手で細く割いておく。唐辛子は輪切りにする。
3 オリーブオイルに浸したにんにくに弱火でゆっくり火を通す。にんにくの裏表を返しながら柔らかくなるまで火を通したらしいたけと唐辛子を加えて炒める。しいたけに油が回ったら強火にして醤油を加え、しんなりしたら火を止める。
4 3をやりながら湯を沸かし麺を茹でる。たっぷりの湯が沸騰したら、塩を加え麺を入れる。麺と麺がくっつかないように菜箸で時折混ぜながら固めに茹で上げる。
5 3のフライパンに茹で上げた麺を加え、強火にする。麺の茹で汁をおたまで加えながら、麺にしいたけを絡める。挽きたての黒胡椒を加え、最後に塩で味を調える。
※黒胡椒は必ず粗挽きの挽きたてを使います。胡椒挽きがないときはホールのものを包丁で刻むと良いでしょう。
※唐辛子は辛いものが好きな人は種ごと、苦手な人は種を外して使いましょう。
after talk
ヒキタアズミ
すっかり空も秋模様、食欲の秋ですね!引田家はよく友人を招いて宅飲みをするんですが、ナチオさんは〆の1品というと何を作りますか?
ナチオちゃん
我が家のお客さんたちからのリクエストが多いのは、スパゲティです。特によく作るのは、シンプルなしいたけのスパゲティかな。
ヒキタアズミ
ナチオさんのスパゲティ、とっても気になります!ということで今回は、秋の香りがたっぷりの〆の1品を教わりましょう。
ナチオちゃん
まずこのレシピのポイントは、たっぷりのにんにくとしいたけ!2つの材料から香りとだし、旨みを引き出していきます。
ヒキタアズミ
わあ、本当にたくさんのにんにくを使いますね。1玉も入れたら女子は臭いが気になってしまいそうな、、
ナチオちゃん
大丈夫、調理法ですこし臭いを抑えることもできるんです。例えば、にんにくは包丁の刃を入れると香りが強く立つので、たっぷり使いたいときは切らずに包丁の腹などで潰しましょう。
ヒキタアズミ
なるほど、にんにくを潰すときはそういう理由だったんですね。にんにくの旨みは欲しいけど、折角たっぷりのしいたけを使うのでその香りも感じたいですもんね。
ナチオちゃん
また、にんにくはこんがりきつね色になると香ばしくなりすぎるので、火を通すときも焼き色がつくかつかない程度にゆっくり弱火で加熱し、甘さとコクが出るまで急がず丁寧に加熱します。
ヒキタアズミ
しいたけが大きくて立派! こんなにフライパンに入る?というくらいありますね。軸を手で割いていくと、いい香りが漂ってきました。
ナチオちゃん
しいたけは肉厚で傘の開ききっていない、軸や傘の内側が黒ずんでいない新鮮なものを選ぶといっそうおいしくなります。炒めるときは軸から、にんにくの風味が移ったオイルとよく絡めていきましょう。
ヒキタアズミ
しいたけってすぐにオイルを吸って、フライパンの中がカラカラになってしまう気がするんですが、、
ナチオちゃん
一度吸ったオイルも焼けると中から滲み出てくるし、あとで醤油も入って全体にしんなりするので、そんなに気にしなくても大丈夫。でも足りてないな~と思ったら足してもいいんですよ。
ヒキタアズミ
あれだけあったしいたけが、みるみる小さくなりましたね。おいしさがギュ~っと凝縮されている感じがします!
ナチオちゃん
さあ、もう後はスパゲティと和えたら完成です。麺の茹で時間は、記載の茹で時間より2分ほど短めを目安にフライパンに上げましょう。
ヒキタアズミ
シンプルなのに、なんとも贅沢なスパゲティになりましたね!食欲をそそるしいたけの香りと、にんにくと醤油の旨みが合わさって、〆なのに食べすぎちゃいそうです!(笑)