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「味の五重奏」

お家ごはんの代表格といえば肉じゃがは外せません。
いつもの和風でお母さんの味もいいですが、
醤油に代わってナンプラー、バターで照りを加えたところに
お好みでパクチーをドッサリ!
未体験のおいしさに驚いてみませんか?


スペシャルゲスト  濱津和貴

〈用意する材料〉 2人分

・じゃがいも 2個
・豚とんかつ用肉 2枚

【A】
・塩 ひとつまみ
・レモン果汁 小さじ1/2
・ごま油 小さじ1

【B】
・水 75ml
・きび砂糖 大さじ1と1/2
・赤唐辛子 1/2本
(種を取り除いて、ちぎる)

【C】
・ナンプラー 大さじ1と1/2
・バター 30g

・レモンの果汁 小さじ1
・パクチー 適量
(葉の付いている部分をざく切り)

〈つくり方〉

1 じゃがいもは皮をむいて大きめの一口大に切り、水にさらす。
2 豚肉は大きめの一口大に切り、【A】をもみ込む。
3 鍋にごま油(分量外)少々を入れて強火にかけ、肉の表面を焼く。【B】と水気を切ったじゃがいもを加え、蓋をして弱めの中火で煮る。
4 沸騰したらアクを取り除いて【C】を加え、蓋をして弱火で10~15分、じゃがいもに竹串を刺してすっと通るまで煮る。
5 蓋を取って水分を飛ばし、レモン果汁を加えて混ぜる。パクチーを添える。


after talk


アズミ
前回に引き続き、LIKE LIKE KITCHENを主宰されている小堀紀代美さんにお家ごはんを習っています。今回の料理は肉じゃがですが、一般的なものとは少し変わっていますね?

小堀さん
実は私、バター愛が強すぎて! バターをたっぷり使えるレシピを考えていたら、この肉じゃがにたどり着いたんです。(笑)

アズミ
じゃがいもとバターの相性は誰もが認めるベストカップルですからね。そこにナンプラーを加えるというところが、意外性もあってとても気になりました。

小堀さん
ナンプラーはうま味を感じる調味料なので、和食でも使い勝手がいいんです。もともとはじゃがいも、ナンプラー、バターで煮っころがしやポテトサラダを作っていて、お肉のうま味も足したらおいしくなると思って改良しました。

アズミ
なるほど、同じ材料でポテトサラダを作っても確かにおいしそう!お肉を使って主菜に、他に肉料理がある時の副菜にもなる1品ですね。ではさっそく作ってもらいましょう。

小堀さん
豚肉に下味を付けたら焼いていきますが、焼き色が付いたところが後々溶けてうま味になるので、あまり動かさずに焼き付けましょう。

アズミ
小堀さんはかなり強火で焼いていましたね、ここで怖がらずにしっかりと両面に焼き色を付けることが大事なポイントなんですね。

小堀さん
次に水とじゃがいもを入れますが、今日は新じゃがを使っているので少し水を減らしました。あまり水っぽくしたくないので気持ち少なめでOKです。

アズミ
こちらも思いのほか水が少なく感じました、でも蓋をして煮ているとしっかり必要な水分が出てきて丁度よくなってきましたね。

小堀さん
沸騰したらここでナンプラーとバターの登場、弱火にしたら10~15分煮込みましょう。この間、たまに様子を見るだけで放っておいても大丈夫ですよ。

アズミ
この煮込んでる時間があると、他の料理を作れたり家事をしたりと大助かりなんです!そういえばこのレシピ、肉じゃがだけど日本酒も入っていませんね?

小堀さん
豚肉の下処理でレモン果汁を揉み込んでいるので、レモンの酸によってお肉がやわらかく、臭みも抑えられるので日本酒は使っていないんです。実は油もごま油を使って風味を出していますよ。

アズミ
砂糖の甘み、赤唐辛子の辛味、ナンプラーの塩味とうま味、そしてレモンの酸味が一体となった未体験の1品! まさに味の五重奏ですね!

小堀さん
蓋を取って少し水分を飛ばしたらここでもレモン果汁を加えて完成です。バターを入れたことで照りととろみが出ていて、おいしそうにできていますね。ナンプラーのいい香りも食欲をそそるでしょう?

アズミ
はい! 食べてみると豚肉とナンプラー、じゃがいもとバター、相性がいいもの同士が絡み合っているような……そして一緒に口に入れるとすべての味覚が刺激されて、ビックリなおいしさです!

小堀さん
パクチーが好きな人はたっぷり乗せて食べてみてください。白いご飯はもちろん、お酒にも合う味付けになっています。

アズミ
前回の「豚肉とらっきょうの炒め物」では今までにない簡単でおいしいレシピ、今回の「肉じゃが」は出会ったことのない未体験のおいしさを教えていただきました。本当にありがとうございます、料理がまたひとつ楽しくなりました!

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