〈つくり方〉

1　たこは薄切りにし、ニラは5㎝長さに切る。しょうがは細切りにする。
2　ボウルに【A】の白玉粉と水2/3量ほどを入れ、白玉粉の塊がなくなるまで混ぜる。溶けたら残りの材料を全て加えて混ぜ、全体が滑らかになったら1を入れて軽く合わせる。
3　フライパンに油大さじ1を熱し、2を全体に広げ、具材をまんべんなく散らして中火で焼く。表面が乾いてきて裏面に焼き色がついたら返し、油を周囲に回し入れ、押し付けるように焼く。
4　再度裏返し、強火にして表になる面を軽く焼き、取り出す。
5　好みの大きさに切り、器に盛り、ごまを付けて食べる。好みで酢醤油をつけてもよい。

※焼いてすぐに食べられない場合は、切り分けておいて、食べる時に再度油をしいて焼くと、食感と香ばしさが増してオススメ。

after talk

ヒキタアズミ

気温もぐんぐん上がって気持ちのいい日が続きますね！ビールのおいしいこの季節にピッタリのチヂミ、上手に焼けるようになりたいです。

ちえちゃん

チヂミはあっという間にできちゃうので、お見逃しなく！（笑）ちょっとしたポイントとひと手間に、おいしく焼けるコツが潜んでいるのです。

ヒキタアズミ

まず、使う粉ですが薄力粉の他に白玉粉が入るんですね！白玉粉を料理に使ったことがないのですが、どんな効果がありますか？

ちえちゃん

白玉粉の原料は米なので、白玉粉を合わせることでチヂミの生地をもっちりさせることができます。上新粉とかでもよいですよ。目指すのは外はカリッと、中はもちっと！

ヒキタアズミ

生地を作るとき、白玉粉は最初ダマになっているので、なめらかになるまで溶かしてから他の材料と合わせるのもポイントでしたね。ちなみに、薄力粉はふるわなくてもいいですか？

ちえちゃん

薄力粉はふるわなくてもOK、でもホイッパーなどで先に軽くシャカシャカ混ぜてあげると、小さな粉のダマもなくなっていいですよ。

ヒキタアズミ

なるほど、ちょっとしたひと手間いただきました！生地を混ぜて焼く際に気をつけたいポイントなどもありますか？

ちえちゃん

具材を入れてからは、野菜から余分な水分が出ないように手早く混ぜ、そのあと時間を置かずに焼きはじめましょう。

ヒキタアズミ

フライパンに流し入れたときに具材の位置をバランスよく移動する技も勉強になりました！見た目はもちろん、食べる時も全体に具材があると嬉しいですね。

ちえちゃん

焼く時の一番のポイントは、表面をカリッと仕上げるため「揚げ焼き」にすること！片面に焼き色がついて返したら、フライパンと生地の間に油が入るように周囲からまわし入れましょう。

ヒキタアズミ

返したときに上から押さえていましたね、これはしっかりと焼き付けることが目的ですか？

ちえちゃん

先に焼いた表面となる側に生地が寄るので、裏側は具材の大きさによっては生地から浮き出てしまい、生地がフライパンに当たりにくくなります。潰れない程度に押し付けて、しっかりと焼いていきましょう。

ヒキタアズミ

焼けたチヂミを揚げバットやザルなどに乗せて、余分な油を落としながら休ませるテクニックもいいですね！

ちえちゃん

1枚だけ焼いてすぐに食べるならいいけど、先に焼いたチヂミをお皿に置いておくと、下から蒸れてせっかくのカリッと感が減ってしまうからね。

ヒキタアズミ

そして、食べるときに食卓に置かれた炒りごま、これが凄いんです！チヂミの上にパラパラとかけて食べると、香ばしくってすごくおいしい！

ちえちゃん

炒りごまを買っても、食べる前に自分で軽く炒ると香ばしさがぜんぜん違います。これは是非やってみてほしいです。

ヒキタアズミ

サイドにあったナムルやキムチと一緒に食べると、また味わい深いですね～！

ちえちゃん

後半はキムチを焼いてみても、ひと味変わっておいしいので、色んな食べ方を楽しんでください。