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「香るふっくら蒸し料理」

冬に食べたくなる料理といえば、蒸し料理。
蒸すことで旨みや香りをぎゅっと素材に閉じ込めて、
蓋を開けたときの立ち上る湯気もたまりません。
家に蒸し器や蒸し鍋がなくっても
フライパンひとつで簡単にできる技も教えます!


中山智恵  山本康平

● 合わせる献立は、アボカドのスープ、はりはり漬け、ラーパーツァイ(白菜の甘酢漬け)、ごはん

〈用意する材料〉 2人分

・白身魚切り身 2切れ
(今回は鯛を使用)
・塩 小さじ 1/2
・赤パプリカ 1/6個
・酒 大さじ 2
・ごま油 大さじ 2

【A】
・長ねぎ(青い部分)1本分
・しょうが(薄切り) 4枚

【B】
・白髪ネギ 1/2 本分
・針しょうが 1/2 片分

【C】
・しょうゆ 大さじ1と1/2
・粉山椒 小さじ1/3

〈つくり方〉

1 鯛は皮面に塩を振り、5~10分おいてから水気をふく。
2 パプリカはヘタと種を除き、細切りにする。
3 耐熱皿に【A】と鯛をのせ、酒をふる。
4 フライパンの高さ1/3 程度の湯を沸かし、一旦火を止めてキッチンペーパーなどを敷いてアルミホイルをドーナツ状にしたものを置き、3をその上にのせる。再び強火にかけ蓋をし、湯が沸いてきたら火を少し弱めて7分ほど蒸す。
5 器に蒸した鯛をのせ、2と【B】を盛り、小鍋に入れしっかりと熱したごま油をかけ、合わせた【C】をかける。

※ごま油はしっかり熱すること。かけた時に、ジュッという音がでたらOK。


after talk

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ヒキタアズミ
蒸し料理、私も蒸し鍋を買うまで家でつくったことがありませんでした。簡単でなんでも美味しくなる蒸し料理マジック、家のフライパンでもできるなんて!これはみんなに試してほしいです!

ちえちゃん
蒸し器や蒸し鍋を持っていない人も気軽に家でつくれるように、簡単な方法を紹介してみました。フライパンの蓋が透明なら中の様子が少し見えるしね。
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ヒキタアズミ
はい!調理途中であまり開けたくないですもんね。そして、いつも買っては捨ててしまいがちなネギの青い部分の登場です。使い道が分からず困っていたので嬉しい!

ちえちゃん
ネギの青い部分は香りが強いところだから臭み消しにもなるし、やさしく火を通すことができるよ。しょうがの薄切りをのせたのは、魚にい~い香りを移すためでした。
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ヒキタアズミ
なるほど、臭み消しに香りつけ、ネギの青い部分もやりますね。ちなみにもっとしっかり魚の生臭さを取る秘訣はありますか?

ちえちゃん
魚は皮の方に臭みがあるので、蒸したときは残りがち。だから皮の面にしっかりと塩をまぶして少し置いておきましょう。すると臭みが水分と一緒に外に出てくるので、拭き取ってから調理すれば大丈夫だよ。
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ヒキタアズミ
シンプルな料理だからこそ、丁寧な下準備で味に差が出ますね!ネギとしょうがのいい香りに包まれたふっくらな白身、そこにかける熱々のごま油が食欲をそそる一品でした!

ちえちゃん
粉山椒がなければゆずの皮や汁など柑橘を使うと、季節を感じられておいしいよ。醤油をポン酢にするのもオススメです。簡単だけど、少しの手間と見た目にも美味しい演出!食事は五感で楽しみましょう。

 one point 

今回、教わった料理は家で気軽に蒸し料理をしよう!ということでもありました。蒸し器がないから、家では蒸し料理はしません、、そんな人にぜひ知ってもらいたい!フライパンで簡単に蒸し器が再現できちゃうんです。特別なものは何もなく、こんなに簡単にできるならもっと家で蒸し料理もしたのに~という声が聞こえてきますね。これを機にぜひ色々つくってみてください。

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