「炊きたてと供に」
今年も新米の季節がやってきました。
土鍋で炊いた新米は、キラキラ輝いて本当においしそう。
なにをおかずに食べようか?
高知の朝市をプラプラ、目にとまったものを買って、
炊きたてごはんと一緒に、いただきます!
● ご飯のお供は、釜揚げちりめん、土佐ジローの卵、飯盗、キャベツの古漬け
〈つくり方〉
1 米はよく研いだらたっぷりの水に2時間以上浸水させる。
2 よく水を吸った米をザルにあげよく水気を切る。
3 土鍋に米と分量の水を入れたら中火にかける。
4 ふつふつと沸騰しそうになってきたら軽く米をかき混ぜ、底の米を返して均一にならす。
5 完全に沸騰したら強火にして蓋をして1分、そのあと弱火にして5分。5分経ったらさらに弱火にして6分。軽12分で火を止める。
6 火を止めたら蓋を開けしゃもじでご飯を土鍋の底から返して出来上がり。
※【土佐の日曜市】
日曜日に高知の真ん中、高知城の正門から続く通り沿いに1.3km、400件以上のお店が並びます。高知旅行の最終日を日曜日にして、市でお土産や美味しいもの、野菜やおジャコを買って帰るのもおすすめです。市の途中に運送業社の窓口のテントも出ているので配送もできます。
after talk
ヒキタアズミ
今回のフォーライフキッチンは、ナチオさんを訪ねて高知へひとっ飛び!「土佐の日曜市」に、新米で炊く土鍋ごはんのおかずを探しに行きました。日曜市の写真とともにお楽しみください!
ナチオちゃん
ようこそ高知へ! フォーライフキッチンin高知ということで、高知の食材で料理を~とも思ったけど、東京で買えない食材もたくさんあるのでどうしようかな?と考えていたのです。
ヒキタアズミ
高知に行ったら日曜市は絶対に行きたかったし、ちょうど新米の季節ということもあり、素敵な提案をありがとうございます!しかし市は朝から賑わっていますね~
ナチオちゃん
市は早朝から17時頃まで立っていますが、人気のお店は10時前に品切れになることも多いので、いつも8時頃には買い物に行くようにしています。
ヒキタアズミ
両側にズラリと並んだお店たち、野菜、果物、菓子にパン、おジャコに干物、トコロテンや蕎麦を食べられる店から刃物屋まで、いろいろありますね。
ナチオちゃん
買い手も売り手も楽しそうでしょ?こういう活気溢れる市が大好きなんです。さあ、この中から土鍋ごはんのお供を探しましょう!
ヒキタアズミ
やっぱり最初に目に入ったのは、名産品のおジャコ!ふわふわの釜揚げしらすや、天日干しされたちりめんもおいしそう~炊きたてごはんに乗せて食べたいです!
ナチオちゃん
炊きたてごはんに釜揚げしらす、仏手柑(ぶっしゅかん)搾って醤油をたらり。もう言うことなしのお供だね! 通販もしてるから、東京からでもお取り寄せできますよ。(参照:中田遊亀商店)
ヒキタアズミ
仏手柑?? ナチオさん、仏手柑って何ですか?
ナチオちゃん
あ、仏手柑はユズやミカンの仲間で、高知の人は何にでもかけちゃうの!刺身や汁物にも搾っちゃうくらい。(笑)ユズより味に主張が少ないから、どんな料理にも合うんですね。
ヒキタアズミ
お刺身にも柑橘を絞るとは、、まさに県民食。ナチオさん、ごはんのお供と言えば卵!あそこに売ってる土佐ジローの卵も買って帰りましょう~!
ナチオちゃん
色々おいしいものが揃ったね。じゃあ早速今回のメイン、土鍋で新米を炊きましょう。まず大事なことは、お米を2時間以上水に浸すこと!浸水時間が短いと、炊き上がった後に蒸らし時間が必要になってきますからね。
ヒキタアズミ
なるほど、蒸らす時間がなければ炊きたて熱々の一瞬のおいしさを食べれますね! 火加減はどうしたらいいですか?
ナチオちゃん
はじめは中火、沸騰したら強火で蓋をして1分。そこから弱火で5分置いたらちょろ火に落として、もう6分待ったらできあがり。土鍋の厚さによって変わるので何度か炊いて、好みの炊き加減を見つけてみてください。
ヒキタアズミ
わぁ、炊きたての新米! まずはお米だけをいただきます。上手に炊けたら本当にこれだけでご馳走ですね。ああ、次はやっぱりおジャコで1杯。2杯目は卵かけごはんにしようかな~!
ナチオちゃん
いいね~楽しそう! わたしは〆のおこげ茶漬けも大好き、土鍋で炊くごはんならではのお楽しみ。おこげを作りたいときは、最後の数分を中火~強火にしましょう。
ヒキタアズミ
ああ~大満足! 高知のおいしいものを贅沢にいただいた気分です。人生最後の日に何が食べたい?ってよくある話、わたしの答えは炊きたてごはんと好みのお供かもしれません。
hitokoto
1本は欲しいもの
日曜市には食材の他にも欲しいものがありました。
それはナチオさんも使っている「菜切(なきり)包丁」
フォーライフキッチンで見るたびに気になっていた1本、
これでまた料理が楽しく、おいしくなる気がします。