〈つくり方〉
(下準備)
・バターを1cm角に切り、冷蔵庫でよく冷やしておく。
・粉類をふるい合わせておく。
・バターミルクを作り、冷蔵庫でよく冷やしておく。
※水120ccにバターミルク(粉末)大さじ3を加え、よく混ぜて溶かしたもの。
1 バターと粉類を大きめのボウルに入れ、カードまたは指先でバターを細かくつぶしながら混ぜ合わせる。
2 バターが全体的にサラサラした状態になり、少し粒感が残るくらいになったら、中央にくぼみを作り、冷えたバターミルクを入れて、カードで切るようになじませていく。
3 ひとかたまりにまとまってきたら、カードで半分に切った生地を重ね合わせ、4~5回ほど繰り返す。ラップに包んで冷蔵庫で1時間ほど休ませる。
4 生地の下にしっかり打ち粉をし、3をめん棒で約3cmの厚さに伸ばす。直径6cmのセルクルで丸く抜いて、オーブンシートを敷いた天板に並べ、表面にはけで溶き卵を均一に塗る。
5 190℃に余熱したオーブンで約35分焼く。
after talk

ヒキタアズミ
前回に引き続き、BAKEDの樽井さんにお菓子作りを教わっています。 今回はバターミルクビスケットですが、正直いうとスコーンとの違いがよくわかっていませんでした。

樽井さん
その2つは調理法や材料も似ていますからね。スコーンとの大きな違いは、クリームではなくバターミルクを使うところ。このバターミルクがなんともいえない風味を出してくれるんです。

ヒキタアズミ
たしかにバターだけの風味とは違う、うまく言えませんが「らしい味」はここからきているんですね。ではさっそく、作っていきましょう!

樽井さん
まず下準備でバターを1cm角に切ってよく冷やしておきましょう。混ぜる工程が多いので、バターが溶けてべちゃっとしない為にも大切な作業です。切る大きさも同じ理由で、あまり小さすぎない方がいいですよ。

ヒキタアズミ
粉類はぜんぶ一気に合わせちゃっていいんですね、なんだか気楽で嬉しいです。(笑)バターと合わせるときはカードを使っていましたね?

樽井さん
最初から手でもいいのですが、やはり手から伝わる体温でバターはどんどん溶けていきます。カードでバターをザクザクと切るように細かくして、最後は指ですり込み、粉とよく混ぜ合わせましょう。

ヒキタアズミ
全体に黄色味がかって、一体化してきたらOKでしたね。バターは粒感が残るくらいにするのがポイントでしたが、どうしてですか?

樽井さん
後で型抜きをするときに見れますが、ビスケットは生地にできる「層」がおいしさの秘訣なんです。少し残したバターの粒が焼いたときに溶けてなくなり、そこに隙間ができることで層が生まれます。

ヒキタアズミ
なるほど!焼いたあとにできる、上質なクロワッサンのような生地の層はこうしてできているんですね!

樽井さん
バターミルクを入れてからも最初はカードで、仕上げは手でまとめていきますが、ここであまり練りすぎるとグルテンが出すぎて固い食感になってしまうので、注意しましょう。

ヒキタアズミ
ある程度まとまったら、半分に分けた生地を何度か重ね合わせていましたね。これも生地に層を作るためですね? だんだんわかってきましたよ!

樽井さん
はい、私は食感を大切にしたいタイプなので、こだわりたいポイントです。口に入れた時、味より先に伝わってくる食感でそのお菓子のインパクトを伝えられたらと思っています。

ヒキタアズミ
さあ生地をしっかり休ませたら、次は型で抜いていきます。わたしはこの作業が大好き! なるべく無駄なく取れるように考えるのが楽しいです。

樽井さん
型は好きなサイズでいいと思いますが、焼けると型の大きさよりもひと回り大きくなるイメージで選びましょう。そして、仕上がりが傾かないようになるべく垂直に入れて抜くように意識するといいですね。

ヒキタアズミ
今回は直径6cmの型でしたが、仕上がりは8cmくらいまで膨らみましたね!ある程度大きさがあった方が、食べごたえがあっていいと思いました。

樽井さん
表面に卵を塗るときは、1度塗って2~3分置き、2度塗りすると焼け色が濃くなります。お好みで調整してみてください。では、オーブンで焼いていきましょう。

ヒキタアズミ
わあ~焼き上がりのいい香り。部屋中に広がるこの香りが食欲をそそります!そして、まっすぐ型で抜いたつもりでもなかなか傾きましたね(笑)

樽井さん
ほんとですね(笑)商品にするときは焼き色も薄めに、まっすぐキレイなものを販売しますが、お家で作るときはこれくらい見た目にも味があった方が、おいしそうに見えるような気がします。

ヒキタアズミ
わかります!家庭でよく食べるお菓子って、その素朴さがよかったりしますよね。本当に甘さひかえめなので、お菓子といえど朝食にも食べたいくらいです。

樽井さん
私はよくこのビスケットで、エッグベネディクトを作って食べています。後日温め直すときは10秒ほどラップレンジしてから、さらに3分ほど直接トーストすると、またおいしく食べられますよ。

ヒキタアズミ
バターミルクビスケット、こんなにおいしいものだとは知りませんでした、、作り方がとても簡単なので、たくさん焼いてお土産にしても喜ばれますね。さっそく明日の朝にも、いただきます!