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「しっとり幸せ」

自分の中で、この食べものはどこそこのこれ!
という絶対的な1位ってありませんか?
かえるちゃんの作るカステイラはまさにそうなんです。
ひと口食べたら、ほっぺがどこかへ行ってしまいそうなくらい
しっとりしていて、と~ってもおいしいんです!


かえるちゃん  山本康平

〈用意する材料〉

(16×16×高さ8cmの角型1台分)

・卵(Lサイズ)3個
・三温糖 90g+50g
・強力粉 110g

【A】
・豆乳 50ml
(無調整タイプ/または牛乳)
・はちみつ 大さじ1と1/2

【B】
・菜種油 大さじ 2
・みりん 大さじ1と1/2

・ざらめ 適量

〈つくり方〉

1 型に一回り大きいわら半紙(またはオーブンペーパー)を敷き、底にさらにオーブンペーパーを敷く。
2 直前まで冷蔵庫で冷やしておいた卵を卵白と卵黄に分ける。ハンドミキサーで卵白を泡立て、泡が細かくなったら三温糖90gを3~4回に分けて加え、そのつど泡立て、しっかりしたメレンゲにする。
3 卵黄に残りの三温糖50gを加え、白っぽくなるまでハンドミキサーで混ぜる。2のメレンゲをゴムべらでひとすくい加え、ハンドミキサーで混ぜる。それを2のボウルに加え、ハンドミキサーで混ぜ合わせる。強力粉を3回に分けてふるい入れ、そのつどゴムべらで底から切るようにして混ぜる。
4 小鍋に【A】を入れて人肌くらいに温め、3に少しずつ加えて混ぜ、合わせた【B】を少しずつ加え、さらに混ぜる。型の底に4を少し入れ、ゴムべらで薄くのばし、ざらめをふる。
5 残りの4を流し入れ、カードで表面を軽くならす。
6 190℃に予熱したオーブン(電気)で約10分、170℃に下げて約30分焼く。数か所に竹串を刺し、何もつかなければオーブンから取り出す。
7 型ごと軽く持ち上げ、2回ほど台に落とす。型から取り出し、外側の紙をはがして網にのせ、大きめのポリ袋に網ごとふわっと入れて冷ます。粗熱が取れたら、冷蔵庫で冷やす。

※かえるちゃんのオーブンはガスでした、ガスオーブンの場合7の焼き時間は180℃で約10分、160℃に下げて約30分と、10℃ずつ下げて焼きましょう。
※作りたてより時間を置いた翌日以降が、生地がしっとり落ち着いておいしいです。


after talk

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ヒキタアズミ
みなさん、お待たせしました!かえるちゃんのフォーライフキッチン第一弾!メニューはもちろんカステイラです!かえるちゃん、出産ほんとうにお疲れさまでした。娘の橙ちゃん、かわいいですね~

かえるちゃん
あずみちゃん、温かく待っていてくれてありがとう。わたしもこの日を楽しみにしていました!そしてカステイラをそんなに好きでいてくれたなんて、嬉しい。
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ヒキタアズミ
いろんなところのカステラを食べてきたけど、かえるちゃんのカステイラは別格!しっとりしてて、やさしい味で、心も体も喜ぶような1品だと思います。そんなカステイラの作り方、しっかりモノにしなくちゃ!先生、よろしくお願いします!

かえるちゃん
はい、では大事なポイントをおさらいしながら振り返ってみましょう。まずは卵、かならず使う直前まで冷蔵庫で冷やしておきます。今回は大きめのLサイズを使ったけど、Mサイズなら卵白だけ1個分足すと丁度よくなります。
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ヒキタアズミ
卵白を泡立てる作業はかなり念入りにやっていた印象がありました、ボウルごと持ち上げて傾けても落ちないくらい、が目安でしたね。

かえるちゃん
そう、カステイラはそんなにデリケートなお菓子じゃないけど、焼くまでにいくつかの「混ぜる」という工程があって、それぞれキチンとできるかどうかで美味しさは変わってくるんです。
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ヒキタアズミ
なるほど~大雑把な性格のわたしは材料が混ざっていればよし!と思ってしまいがちだけど、大きな間違いでした!(笑)卵黄と三温糖を混ぜるときも、前もって合わせておくのはNGでしたね。

かえるちゃん
砂糖は混ぜる直前に加えないと、卵黄の水分を吸収して卵黄が固くなってしまうので、なめらかに混ざらなくなるんです。メレンゲに混ぜ合わせた卵黄を加えるときも、先に卵黄のボウルにメレンゲをひとすくい混ぜてから、互いの粘度を近づけるよう意識してみましょう!
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ヒキタアズミ
混ぜ合わせるものの粘度を近づける、、なるほど勉強になります。このときだけでなく、混ぜるときは豆乳や油、ミリンも一気には入れず「少しずつ」がポイントなんですね!

かえるちゃん
うん、ひとつひとつ丁寧に、おいしくなぁれ!って思いながらね。豆乳はあまり熱いと卵の成分が固まりやすく、生地の泡が消えちゃうので人肌くらいに温めましょう。
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ヒキタアズミ
さあ、いよいよ焼きますね!ざらめがカステイラの下にキレイに付いているのは、のり付けのように生地を薄く敷いていたからなんですね。あのざらめの部分がまたおいしいんですよね~

かえるちゃん
ざらめをふる量はお好みで変えてみてね。それとオーブンに入れる前の最後のポイント!生地を流し込んで焼く前にカードを使って上の表面をかるくならせば、焼けたときの割れを防いでキレイに仕上がるよ。
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ヒキタアズミ
ああ、焼けたてのいい匂い~!でもカステイラはできたてを食べないんですね?袋に入れてあら熱をとる光景はビックリしましたが、大切なしっとりポイントだったとは。

かえるちゃん
そうなの、すぐに食べたい気持ちをぐっと抑えて時間を置いた方が、生地がしっとり落ち着いておいしいんだよ~!できれば一晩は冷蔵庫で寝かせて、その後は日が経つ美味しさも楽しんでみてね。みんなおいしく作れるといいな!

 hitokoto 

砂糖の使い分け

砂糖といっても色んな種類があり、それぞれ味に特徴も。
三温糖はやさしくてやわらかな味に、白砂糖はすっきりと、
きび砂糖は素朴な味わいに仕上がります。
好みで使い分けてみてもいいですね。

 one point 

かえるちゃんがカステイラを焼くとき、実は家にある新聞紙を組み立てて型を作っているんです!かえるちゃん曰く、水分がほどよく残って、端っこに蜜がにじむ焼き上がりになるそう。すこしいびつなかたちも素朴でおいしそうですよね。一度作れば20回は繰り返し使うことができるというのも嬉しい!ということで、新聞紙型の作り方もご紹介します。

【用意するもの】
●新聞紙10枚 ●ハサミ ●ホッチキス ●定規 ●ペン

【作り方】
1.新聞紙を10枚重ね、端から50cmを測り正方形になるようハサミで切る。2.正方形になった新聞紙の端から17cmを測り、しるしを付ける。3.四方のしるしとしるしをつなげるように定規で線を引く。4. 外周にできた17cmの正方形の片方の辺(時計回りに交互の辺のみ)にハサミで切れ込みを入れる(a)5. 切れ込みを入れた左の面を半分に折る(b.c)6.四辺とも短い方を長い方に入れ込み、箱の形に整える。(d)7. 固定するために上下2箇所ずつホチキスで留める。

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